- 一度休んだだけなのに、職場に戻れなくなってしまった
- 休んだことを「甘え」と自分を責めている
- このまま働けなくなるのではと、不安でいっぱい
こんな不安を抱えていませんか?
「一度休むと仕事に行けなくなる」のは、心が弱いからでも甘えでもありません。
自分でも気づかないうちに限界を超えていたというサインです。
この記事では、以下の内容をお伝えします。
- なぜ一度休むと仕事に戻れなくなるのか
- 仕事に行けない状況をどう乗り越えればいいのか
- どう行動して変わっていけばいいのか
- 今の居場所に残り続けるのが正解なのか
この記事を最後まで読むと、「行けなくなった自分」を否定せず、どうやって前に進むべきかがわかります。
今のつらさに蓋をせず、自分の心を守るための方法を一緒に考えていきましょう。
>>お金がないけど人生やり直したいあなたへ!希望を取り戻す3つの行動リスト
一度休むと仕事に行けなくってしまう3つの原因

一度休むと職場に行けなくなるのは、心が出している危険信号です。
ここでは「一度休むと仕事に行けなくなってしまう」3つの原因をお伝えします。
一人で抱え込んでしまう
一度休むと職場に戻れなくなる最大の原因は、仕事の悩みを一人で背負い込んでしまう点です。

職場に頼れる人がいない点
本来なら上司や同僚が解決すべき点、膨大な仕事量、人によってはパワハラやいじめといった問題を「自分さえ我慢すれば…」と耐え続けているケースも少なくありません。
一人で問題を解決できていれば「抱え込んでしまう」という形にはなっていないはずです。職場環境、管理体制が整っていない可能性も高いです。
決してあなたが弱いからではなく、何事も一人で抱え込んでしまっている環境に対する正常な反応だと考えましょう。



悩みの蓄積は大きな問題だね
自信をなくしてしまった
毎日のように上司から怒鳴られたり、ミスを責められたりすることで、自信をなくしやすいです。
本来持っているスキルや経験があるにも関わらず、「自分はダメな人間だ」「何をやっても失敗する」と思い込みやすい傾向があります。



また失敗するかも…
仕事を認めてくれない上司、努力しても評価されない職場では、自己肯定感も低下しやすいです。
このような状態では、小さな業務でも「また失敗するかもしれない」と感じやすく、行動すらできなくなる人もいます。
一度休むと、職場から離れた安心感を味わう反面、戻った時に「また自信をなくすのではないか」という恐怖心が強くなってしまいます。
助けを求められない
真面目で責任感が強い人は、困ったときに周りに助けを求められません。



自分で頑張らなきゃ…
しかし、これは間違った考え方です。職場は本来、同僚が支え合い、困った時は気軽に相談できる環境が整っていなければなりません。
あなたの職場では「自分のことは自分で解決しろ」という雰囲気になっていませんか?
このような環境では、本来なら複数人で分担すべき業務も一人で抱え込まざるを得なくなり、真面目な人ほど追い込まれやすいです。
助けを求めにくい職場は「組織として機能していない証拠」であり、あなたが悪いわけではありません。
一度休むと行けなくなる仕事はどう乗り越えればいい?


一度立ち止まると動けなくなるのは、それまで限界を超えて頑張ってきた証です。
すぐに戻ろうとせず、自分に合ったペースで回復していく必要があります。
小さな行動から再スタート
仕事に行けない状態から立ち上がるには、もともと行っていた生活リズムを取り戻しましょう。
仕事に戻る前に、まずは働いていた時の生活リズムに戻すことが大切です。
生活リズムを戻す
- 布団から出る
- 顔を洗う
- ごはんをしっかり食べる



休んでいたときはダラダラ過ごしていたわ…
できた日は「今日はよくやった」と自分を認めてあげましょう。
何もできなかった日があっても、悪いことではありません。
自分を責めすぎず、生活リズムを取り戻していきましょう。
相談できる人を作る
ひとりで抱え込まず、話せる相手を見つけられると心の支えになります。
「こんなことで相談していいのか」とためらう人は少なくありません。しかし、誰かに話すだけで、自分の気持ちが少し整理されて、心が軽くなるケースがあります。



いつも抱え込んでしまう…
言葉にすることで「自分がどうしたいのか」「何がつらかったのか」が見えてきます。
もし答えが見つからなくても「ちゃんと聞いてもらえた」と感じることが、自分の安心感につながります。
家族でも友人でも、無料の相談窓口でも構いません。大事なのは、弱音を吐きだすことです。
話せる相手がいるだけで、「いまの自分でも大丈夫」と思える瞬間が生まれます。
すぐに戻ろうとしない
すぐ元通りに戻ろうとすると、かえってしんどくなります。
職場に向かうことを考えるだけで、体が重くなり、お腹がキリキリ痛くなったり…。それが続くと「また今日も行けないかもしれない…」と、また落ち込んでしまいます。



また体調が悪くなった…
「戻れない自分」を責めるのではなく、「戻れないほどつらかったんだ」と自分を肯定してあげましょう。
焦って元のペースに戻そうとするよりも、立ち止まっている自分をそのまま認めてあげるほうが大切です。
戻れないことは、失敗ではありません。
それはまだ「心が十分に回復していないという状態」にすぎません。
一度休むと行けなくなる仕事は自分が甘えている?


動けなくなった自分を責めたくなる気持ちは自然ですが、それは甘えではありません。
ここでは、その3つの理由を説明していきます。
甘えではなく限界を超えている
仕事に行けなくなったのは、気持ちが弱いからでも、甘えているからでもありません。
それまで何とか頑張ろうと、無理を重ねてきた結果、メンタルも肉体的にも限界を超えてしまった状態です。
限界を超えてる状態
- 毎朝お腹が痛い
- 出勤の準備をしようとすると涙が出てくる
- 食事が食べられない



僕は食事できなくなりました…
人は疲れすぎると、気持ちよりも先に体が動かなくなります。それなのに「自分が弱いからだ」と責めてしまうと、さらに自分を追い込んでしまいます。
仕事内容が合っていないだけ
うまく働けない理由は、自分の性格や根性ではなく、仕事内容が合っていない場合もあります。
人と話すのが苦手な人が毎日接客をしていたり、よく考える性格の人がスピード重視の仕事を求められていたりするケースもあります。



自分に合っていなかっただけなのかな…
「向いていない」と感じながらも我慢して続けていると、だんだん自信がなくなり、「できないのは自分が悪いんだ」と思い込みやすくなります。
しかし、その仕事自体が今の自分に合っていないだけという場合も多いです。
学校でも、体育が得意な人もいれば、音楽が好きな人もいるように、仕事にも向き不向きがあります。
それを「努力不足」と思ってしまうと、苦しさから抜け出せなくなってしまいます。
合わない環境に無理をしている
今の職場の空気や働き方が、自分に合っていない場合もあります。
典型的な働きにくい職場
- 上司が常に怒っている職場
- 誰も助けてくれない職場
- 長時間労働が当たり前の職場



全部当てはまってる…
そんな職場だと、居続けるだけで疲れてしあいます。
周りが平気そうに見えても、それが「普通」だとは限りません。自分だけがつらいわけじゃない、そう思って無理を続けているうちに、動けなくなってしまう人もいます。
合わない環境にいると、自分の力だけではどうにもできない状況が多くなり、負のループにはまりやすいです。
一度休むと行けなくなる!仕事が合っていない場合の行動パターン


無理を重ねた結果、心や体が動けなくなるのは「合わない仕事」に長くとどまっていた証拠です。
そんな場合は、無理に戻ろうとせず、少しずつ別の道を探してみてもいいかもしれません。
まずは体調を整える
何よりも先に、自分の体と心の回復を優先することが大切です。
仕事に行けなくなった原因は、ただサボりたかったのではなく、すでに限界を超えてしまっていたからです。
朝起きても体が重くて動けない、食欲がなくて何も口にしたくない。そんな状態では、仕事どころか日常生活さえもしんどくなってしまいます。



どうやって体調を戻せばいいの?
「早く戻らなきゃ」と焦っても、体も心がついてきません。
まずは病院に行ってみる
よく眠る
ちゃんと食べる
基本的なことですが、これができるだけでも十分です。
元気にならないうちに次のことを考えても、うまくいかないことが多く、さらに自分を責めてしまいます。
少しずつ生活のリズムを整え、落ち着いた心で次のことを考えていくための準備をしましょう。
「戻らない」選択肢を視野に入れる
どうしても仕事に戻れないと感じるなら、「戻らない」という選択も考えてかまいません。
多くの人は「一度入った会社は続けるべき」と思い込みがちです。しかし、今は転職するのは当たり前の時代に入っています。その考えにとらわれすぎると、合わない環境に無理をし続けることになります。



自分に転職ができるのかな…
「逃げるのは負け」と思うかもしれませんが、逃げることは、自分を守るための立派な行動です。
戻ることを前提に考えるのではなく、「ここじゃない場所を探してもいい」と自分に許可を出してみましょう。
「戻らない道もある」という考えを持つだけで、気持ちも楽になります。
新しい環境を探してみる
今の職場が合わないと感じたなら、次に進むための準備をしてみるのも1つの選択肢です。
働ける自信がないまま次を探すのは不安かもしれませんが、「どんな働き方なら続けられそうか」を考えるだけでも意味があります。



どんな働き方、か…
たとえば、短時間の仕事、在宅ワーク、人と関わりすぎない職種など、自分の性格や体調に合った働き方はいろいろあります。
求人サイトを見たり、転職サービスで相談したり、できる範囲で情報を集めていくことで、「自分にもできそう」と感じられる仕事が見つかる可能性もあります。
>>在職中にハローワークに行くとばれる?働きながら内定を勝ち取る方法を解説
一度休むと行けなくなる仕事は辞めても大丈夫?


仕事に戻れない自分を責める必要はありません。
その職場にこだわらず、環境を変えることで気持ちが楽になる場合もあります。
辞める選択をしても問題ない
仕事を辞めることは「逃げ」でも「失敗」でもありません。



自分の決断に自信がない…
頑張っても、どうしても職場に足が向かないとき、それは心が限界を超えている証拠です。
無理に続けて心や体を壊すよりも、自分のために「もう辞めよう」と決めることは、正しい選択です。
周りに「もったいない」と言われても、その職場が合わないと感じているのは自分自身です。
自分にしかわからない辛さや疲れがあるからこそ、「もう限界」と感じるのであって、それを我慢し続けることの方が危険です。
辞めることで心が少しでも軽くなるなら、決断に後ろめたさを感じる必要はありません。
自分の心を守るのは、いつだって「自分自身」です。
新しい働き方を考えてみる
これまでの働き方が合わなかったなら、少し違う形を考えてみましょう。
決まった時間に出勤しなくていい在宅の仕事や、体力をあまり使わない仕事、静かな場所でできる仕事など。
同じ「働く」でも、内容や場所が変わるだけで、気持ち楽になるケースがあります。



私には何が向いているんだろうて
自分が何にストレスを感じていたのかを振り返ると、少しずつ「こういう働き方なら大丈夫かも」と思える選択肢が見えてきます。
稼ぐよりも、続けられるかどうかを大切にした方が、結果的に安定して働けます。
「何も得意なモノがない」「強みがない」と悩む人でも「合っていない働き方をしていただけだった」というケースは意外と多いです。
転職活動を始めてみる
次の仕事が見つかっていなくても、少しずつでも転職活動を始めてみましょう。
いきなり応募しなくても、まずは求人を見たり、どんな職場があるかを調べてみるだけでもかまいません。
「自分に合いそうな職場はあるかな」「今より働きやすそうな仕事ってどんなのだろう」と考える時間が、新しい選択肢へと変わっていきます。



まずは求人を見るだけでもOK
今の仕事を辞めてしまったとしても、世の中にはたくさんの働き方があります。ひとつの会社が合わなかったからといって、自分にできる仕事がないわけではありません。
少しずつ気持ちと向き合いながら、自分が無理なく続けられそうな場所を探してみましょう。
転職活動は「すぐ動かなきゃ」と焦るものではなく、「自分を知る」ための時間にもなります。
【まとめ】一度休むと行けなくなる仕事は「正しい場所」ではない
一度休んだだけなのに仕事へ戻れなくなってしまった。それは「甘え」ではなく、限界まで頑張ってきた証拠です。
その職場や働き方が、あなたにとって「正しい場所」ではなくなっていると考えましょう。
- なぜ一度休むと仕事に戻れなくなるのか
- 仕事に行けない状況をどう乗り越えればいいのか
- どう行動して変わっていけばいいのか
- 今の居場所に残り続けるのが正解なのか
辞めることや環境を変えることは、決して逃げではなく、自分を守る正当な選択です。恥ずかしいことでも何でもありません。
「もう行けない」と感じているなら、その気持ちを否定せず、まずは自分を許してみましょう。



何度でもやり直せるよ
自分を責めるのではなく、今の自分にとっていちばん安心できる道を探していきましょう。あなたの安心して働ける場所は、今の職場だけではありません。
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